温暖化とともに予想を上回る、というよりも、
気候自体が変化しはじめたと感じる昨今の夏。
市中はうだるように暑く、
海に行かずとも日に日に肌は焼けていくわけで。
とはいえ、今までと同じようなしつらえと空間の残る日本建築の中に身をとどめると、
少なくとも目に映るものは涼しげに見えるから不思議なものです。
この日は「うつろひ草子」の会場でもある 有斐斎 弘道館 にて和菓子について深める会。
「美味しい」ものでもありますが、それ以上に「食」と「儀式」において深い成り立ちをもつ、
歴史そのものでもあります。