Tokyo

wired scape. by Naoki MIYASHITA

rainbow bridge. body : Panasonic GX7 / lens : LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.

rainbow bridge. 
body : Panasonic GX7 / lens : LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.

月に一週間は東京に滞在しています。

今回はその合間に仕入れ・マーケティング・打ち合わせを含めて
インテリアライフスタイル展へ。

会場の東京ビッグサイトと東京を結ぶのがレインボーブリッジ。

二輪・四輪、それにリニアに至るまでも。

交通手段を束ねて、東京湾をほぼ一周回るこの橋からの景色には、
その流れに身をあずける度、いつも何かしらの高揚感がある。

 

ふと思い出すのは、
スイスのチューリヒからイタリアのミラノへの高速鉄道で移動した時のこと。

数百メールの高低差を埋めるために、
規模は全く違うけれど、かなりの時間をかけて同じように円を描いていたのを思い出す。
大学2年の夏、ミラノの友人の友人を訪ねてのことだった。

ぐるりとひと回りして、
同じところに帰るのではなく、新しい世界へ。

それにはこの張り巡らされた現実が少しやっかいである。

liquid line of rainy season. by Naoki MIYASHITA

山手線の内側と外側を地下鉄を乗り継いであちらへこちらへ。

近頃の東京は少し目を話すとぽっかりと空洞が生まれ、
次の瞬間には新たな施設が生まれます。

開発がまだまだはじまったばかりの虎ノ門エリア

開発がまだまだはじまったばかりの虎ノ門エリア

夕方に足を伸ばした虎ノ門もそんなエリアのひとつ。

真新しい高層ビルの裾野には身をやつすように、
パブリックなシェアスペースが。

近代的、なオフィス空間と思い込みがちな施設には似つかわしくない、
突然そこに描かれた曲線が生み出す景色には、
梅雨時の雨を誰よりも軽やかに受け止める紫陽花の姿が映えるのでした。

body : Panasonic LUMIX GX7
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II

Sunday afternoon at Tokyo. by Naoki MIYASHITA

フリーランスになると、週末にわざわざ人混みの中に飛び込むようなことはしない。

自由なのか、不器用なのか。

個人的に快適と思う時間の中で過ごすようになるわけだけど、
そうしてどんどんと巷のひとたちとズレていく。

時々、
何か思いついたようにそのズレに寄り添ってみようと、
そんな言い訳をつぶやいては日常に還っていく。

ひさしぶりの東京の日曜日。

京都にいると忘れてしまう人だかりの中では、
思ったよりも光は柔らかで、それでいて、喧騒は穏やかに感じられる。

あちこちで、夏のサインが見えた、
そんな昼下がり。