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プーアール生茶と西双版納。 by Naoki MIYASHITA

心から尊敬する台湾茶人のPeruさん。

そのPeruさんにこのプーアール生茶を入れて頂いた時のことは、
忘れる事のできない経験でした。

清々しい朝にも、体調が優れない時にも。

古茶樹が内に秘め蓄えつづける生命力は、
味わいとは別のところに作用するようでもあります。

で、樹齢数百年の古茶樹が今も自生続けるといわれるシーサンパンナ(西双版納)の事を時折思い出しながら淹れて自ら頂くわけなんですが、今日はそのおよその位置をググってみたり。

シーサンパンナ(西双版納)はタイ族自治州で中華人民共和国雲南省最南端に位置します。

 「茶者南方之嘉木也(ちゃはなんぼくのかぼくなり)」

一保堂の包装紙には、陸羽が著した『茶経』の一節が記されていますが、これがシーサンパンナ(西双版納)のことをさしているのでは、というわけです。多分、そうなんです。今も、足を踏み入れるには相当の準備が必要なようで、人が像などの動物の力を借りる事なく分け入ることは困難きわまりないようです。。。

などと思慮を巡らせていると、あぁ、今の世はなんと浅はかなものか、と。思えてくるのでした。出会いと恵みに、今日も感謝です。

 

名残り匂ふ、宇治の朝。 by

朝いちの打ち合わせで昨日は宇治へ。

宇治川にはいくつも橋が掛かりますが、ふと足を止めたここからの景色は、在りし日へと橋を渡してくれるかのよう。

澄み渡る川面に、少しは暑さを忘れるようでした。