Snap shots at Nakano /
はじめて分け入った中野の街。
昔気質ともいえる軒先と建物、
混沌としてみえる街にも祭のしつらえは整然と存在していました。
はじめて分け入った中野の街。
昔気質ともいえる軒先と建物、
混沌としてみえる街にも祭のしつらえは整然と存在していました。
月に一週間は東京に滞在しています。
今回はその合間に仕入れ・マーケティング・打ち合わせを含めて
インテリアライフスタイル展へ。
会場の東京ビッグサイトと東京を結ぶのがレインボーブリッジ。
二輪・四輪、それにリニアに至るまでも。
交通手段を束ねて、東京湾をほぼ一周回るこの橋からの景色には、
その流れに身をあずける度、いつも何かしらの高揚感がある。
ふと思い出すのは、
スイスのチューリヒからイタリアのミラノへの高速鉄道で移動した時のこと。
数百メールの高低差を埋めるために、
規模は全く違うけれど、かなりの時間をかけて同じように円を描いていたのを思い出す。
大学2年の夏、ミラノの友人の友人を訪ねてのことだった。
ぐるりとひと回りして、
同じところに帰るのではなく、新しい世界へ。
それにはこの張り巡らされた現実が少しやっかいである。
山手線の内側と外側を地下鉄を乗り継いであちらへこちらへ。
近頃の東京は少し目を話すとぽっかりと空洞が生まれ、
次の瞬間には新たな施設が生まれます。
夕方に足を伸ばした虎ノ門もそんなエリアのひとつ。
真新しい高層ビルの裾野には身をやつすように、
パブリックなシェアスペースが。
近代的、なオフィス空間と思い込みがちな施設には似つかわしくない、
突然そこに描かれた曲線が生み出す景色には、
梅雨時の雨を誰よりも軽やかに受け止める紫陽花の姿が映えるのでした。
body : Panasonic LUMIX GX7
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
フリーランスになると、週末にわざわざ人混みの中に飛び込むようなことはしない。
自由なのか、不器用なのか。
個人的に快適と思う時間の中で過ごすようになるわけだけど、
そうしてどんどんと巷のひとたちとズレていく。
時々、
何か思いついたようにそのズレに寄り添ってみようと、
そんな言い訳をつぶやいては日常に還っていく。
ひさしぶりの東京の日曜日。
京都にいると忘れてしまう人だかりの中では、
思ったよりも光は柔らかで、それでいて、喧騒は穏やかに感じられる。
あちこちで、夏のサインが見えた、
そんな昼下がり。
山に入ることをおそれるけれども、もとは山からおりて来たのだと、
奈良の山奥に分け入る度に思い至ります。
今日は朝から一年前と同じく、談山の地へ。
毎年開催されている談山能の記録撮影です。
信仰と芸能と風土と。
巷ではにおわない、日本のはじまりの原風景を垣間見るようです。
皆様、貴重な機会にご一緒させて頂き、
ありがとうございました。
以下、談山能のHPより引用 - http://ren-produce.com/tanzan-noh.html
「談山能(たんざんのう)」とは、能楽を大成した観阿弥・世阿弥の本拠地として大切にされてきた、奈良県桜井市にある談山神社(旧・妙楽寺)にて奉納される演能の企画です。
2012年から昨年までの計3回の「談山能」公演では、26世観世宗家観世清和氏の監修による、神社所有の「摩多羅神面」を使用した多武峰式「翁」とともに、同じく神社所有の面を用いた、能「恋重荷」「土蜘蛛」「通小町」などが奉納されました。
本年の「第4回 談山能」は、26世観世流宗家・観世清和をはじめ、観世流の錚々たる面々に加え、宝生流20世宗家・宝生和英も奉納に参加。番組も「翁」に始まり、舞囃子「龍田」、一調「船弁慶」、そして、能「千手」と、当代きっての配役で、魅力的な演目が組まれています。
また、今回は公演後、松岡心平(東京大学教授)、内田樹(思想家、神戸女学院大学名誉教授)、千田稔(奈良県図書情報館館長)の三者によるシンポジウムが開催され、奈良・多武峰の翁を出発点とし、歴史、思想、現代社会等を踏まえた広い視野のもとで、能楽の意義について議論されることになるでしょう。
本年も、芸能の原点を見つめ直す歴史的な演能の場に、ぜひお越しください。
「蝶や鳥にとって理想的な構造体は植物そのものである」
そんな風に何かで教えてもらったことがる。
人がどんな画期的で機能的な素材を発明したとしても、
もしかして本当にそれを上回ることはできないのかも。
もちろん、
人は花の上にふわりと飛び移り蜜をむさぼることはないし、
方向性が違う、ということだけなのかもしれないけれど。
そんなことをまたあらためて思い出したのは、
植栽に宇宙を感じたからで。
台北から京都へ。
またしばらくは、
見えない重力とのバランス調整です。
台北最終日は早朝便での出発。
予想に反して時間よりも早く登場したタクシードライバーに、
「まだ10分あるよね?」と断りをいれるなり、
最後まで足を踏み込まずにとっておいたゲストハウスの近くの小径へ。
想像以上の萌えスポットでした、やっぱり。
というよりもこんな場所、本当にどうして残っているのか、、、
ファッションスナップとか、ロケに仕事であらためて期待です。
さて、月末に向けて2014年度のラストスパートです!
というよりもこんな場所、本当にどうして残っているのか、、、
ファッションスナップとか、ロケに仕事であらためて期待です。
さて、月末に向けて2014年度のラストスパートです!
[ お知らせ ]
3/28,29 に宮下のアトリエにて京都と台北のデザイナー・職人のアイテムを取り揃えたポップアップショップを開催致します。
詳細はまたご案内しますが、お楽しみに♪
北投の街の空気感がたまらなく心地いい。
台北の中心部まではMRTでそこそこの距離があるけれど、 ここで目覚めここに帰ることが特別なものになっていく。
土曜日の今日は人通りも多いけれど、 ホテルの立ち並ぶその先にはまだ人の踏み込まない静けさがある。
そこに残された色が、 今日もまた、たまらなくそそるのです。